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県「対応甘かった」(引用記事:読売新聞【2006/07/07】)


2歳女児虐待死

 悲劇がまた、繰り返された。高島市新旭町安井川の航空自衛隊空士長、長阪健太(24)、妻の千鶴(25)両容疑者が二女の優奈ちゃん(2)を暴行死させ、6日に逮捕された事件。彦根市で昨年9月、4歳の女児が死亡した事件と同様、虐待はエスカレートし、兆候に気付いていた近隣住民も通報をためらった。県は「対応が甘かった」と反省し、検証委員会を設けて事件を検証することを決めた。

 ■悲劇の始まり

 長阪容疑者は航空自衛隊に採用され、2001年10月、高島市の饗庭野分屯基地に着任し、電気関係の業務を担当していた。上司は「勤務態度はまじめで、若い隊員からも慕われていた」と言う。

 優奈ちゃんが虐待された自宅の県営住宅は、基地の南東約3キロにあり、千鶴容疑者は02年8月、別の男性との間に生まれた長女(3)、優奈ちゃんと3人で近江八幡市から転居した。長阪容疑者も昨年から同居を始めたといい、同10月に結婚。翌11月には長男をもうけた。

 両容疑者は普段、近所づきあいが少なく、あいさつを交わすこともほとんどなかった。

 ■予兆

 同じ県営住宅に住む人たちの多くは、以前から異状に気付いていた。

 2年ほど前、一人取り残された長女がぽつんと、家の前にいた。哀れに思った住民が家の中に入れた。「勝手なことをして」。帰宅した千鶴容疑者は、感謝どころか、怒りを口にした。

 夏には娘がTシャツにおむつ、はだしのまま、放置されることもあった。ドアの郵便受けから外をのぞく子どもの視線、泣き叫ぶ声。昨年12月には、優奈ちゃんがパジャマ姿でうろつき、「のどがかわいた」と訴えた。「おなかがすいた」という娘たちに、食事を与える住民もいた。

 ここ数日の間には、千鶴容疑者が家の前で「口の中のご飯、はよう、食べや」「出ていけ」とどなる姿が目撃され、浴室からは「あちゅい(熱い)、あちゅい」という女児の泣き声と、「汚いんじゃ、ボケ」という長阪容疑者らしき男の大声が響いた。

 ■相談センター

 児童虐待防止法は、虐待の「疑い」を持った段階での通報を義務付けている。だが、住民たちは「うわさはあったが、まさか死ぬほどの暴力とは」「どうしたらいいか、迷ったけど……」。高島市や県中央子ども家庭相談センター(草津市)に通報はなかった

 優奈ちゃんが生まれた当時、「シングルマザー」だった千鶴容疑者は経済的にも育児の不安を抱え、センターに相談。優奈ちゃんを乳児院に預けた。今年5月に引き取り、市やセンターの担当者がその後、育児放棄がないかなどを確認しようと電話や訪問を重ねたが、優奈ちゃんの様子を直接確認したことはなかった

 竹島道江・同センター所長は6日、県庁で記者会見し、「対応が手ぬるかったと感じている。再発防止に万全を期したい」と沈痛な表情で話し、県は近く、学識経験者らを招いて事件の検証委員会をつくり、対策を協議する。

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